アートデイズとよた2019特別企画展

Toyota Specific:

Scenery and Signs

景色と気配

Artist

出品作家


柄澤 健介

KENSUKE KARASWA

分水嶺

プロフィール
1987  愛知県豊田市生まれ
2013  金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科彫刻専攻修了 
 
個展
2017  鏡と穴 —彫刻と写真の界面 vol,6 (gallery αM  /東京)
2015  Kensuke Karasawa 2012~2015 (Star Gallery /北京)
2014  Pale Light (山鬼文庫 /石川)
2012  変わらぬ地平 (Take Ninagawa /東京)
2012  Penetrate (プラザギャラリー /東京)
 
グループ展
2018  8TH EXIBITION AGAIN-ST「カフェのような、彫刻のような」(cafe NEL MILL /山形)
2018  相遇亜洲—多元化的青年芸術家視覚 (四川美術学院美術館 /重慶)
2017  彫刻のアロンジェ –物理的限界を超えて (愛知県立芸術大学サテライトギャラリー /愛知)
2016  [DUE MONDI] Kensuke Karasawa and Francesca Rivetti Curated by Fantom (VIASATERNA /ミラノ)
2015  OBJECTS IN MIRROR ARE CLOSER THAN THEY APPEAR (The Three Konohana /大阪)
2014  虹の麓 –反射するプロセス– (名古屋市民ギャラリー矢田)
2014  Hazing Kyoto Invitational Group Exhibition (Star Gallery /北京)
2013  アートアワードトーキョー丸の内2013 (行幸地下ギャラリー /東京)
2013  trade parade -等価交換の条件- (旧北陸銀行問屋町支店 /石川)

現在、主に木を素材に制作しているが、チェーンソーを使って木材を荒彫りしていると、木材の芯へ向かって内部を表出させているような感覚がある。結局それは彫られた時点で表面となりそのさらに奥に内部ができるのだが、内側の形に触れてみたいと思っている。彫ることで物質に空間が浸食し、彫刻の内側へと触覚が展開されていく。表皮(表面)を境に隔てられている関係を解体し、内と外を同時に且つ等価に形にできないか試みている。
この展示では、見るともなく見ている風景に潜在するスケールを、彫刻という物質に還元し、再構築したいと思っている。